３０年度文教要望で協議　道都市教育長会が秋季定期総会

（関係団体 2016-11-16付）

３１人の教育長が出席した

　【函館発】道都市教育長会(会長・長岡豊彦札幌市教育長)は八日、函館国際ホテルで秋季定期総会を開催した＝写真＝。道内から三十一人の教育長が出席。三十年度の文教施策に対する要望事項について全体協議を行った。

　開会式では、長岡会長があいさつ。「教育の課題は体力や学力の向上以外にも、多様化、複雑化してきている。教育環境の発展に向けた要望の実現へ活発に議論してほしい」と呼びかけた。

　続いて、開催都市を代表して、函館市教委の藤井壽夫委員長が登壇。函館では、児童生徒の減少に伴う学校の統合、校舎の老朽化などの課題があると説明した上で、「道内各都市のより良い教育環境づくりに大きく寄与する成果を上げてほしい」と述べた。

　このあと、函館市の中林重雄副市長、渡島教育局の辻俊行局長が来賓祝辞。辻局長は「管内の学力向上、いじめの認知件数の増加など、日ごろの取組の結果が表れてきている」と話した。また、各地域での服務規律の徹底についても強く呼びかけた。

　議事に移り、二十九年度議案について審議したほか、三十年度の文教施策に対する要望事項について全体協議を行った。

(関係団体 2016-11-16付)