道社会科教育研究大会・道生活科研究大会公開授業①良さや改善点伝えよう　発寒東小２年生活科

（関係団体 2016-11-16付）

２年生の生活科授業「みんなで遊ぼうステップランド」

　道社会科教育研究会（坪内伸樹会長）と道生活科研究会（山本豊会長）は、札幌市立発寒東小学校で公開授業を実施した。十月下旬に開いた第六十九回道社会科教育研究大会・第二十六回道生活科研究大会（九日付２面既報）の中で行ったもの。生活科一授業と社会科四授業を公開した。

　このうち、生活科では、同校の福田憲人教諭と庄子昌江教諭が二年一組（児童数三一人）と二年二組（児童数三〇人）の「みんなで遊ぼうステップランド」を指導＝写真＝。本時の目標を「友達がつくったおもちゃや各自のコーナーでの役割についての良さや改善点に気づくこと」「その良さや改善点を友達に伝え、よりよいものにしようと意欲をもつことができる」と設定した。

　一年生をステップランドに招待するため、どうすれば楽しませることができるか問いかけたあと、それぞれのおもちゃを使って交流した。

　交流では、児童を店番と一年生に分けるなど、一年生の立場になって遊びや説明の仕方が工夫できているかをお互いに確認させた。

　また、「おもちゃ」「遊び方」「説明」で良かったところにサインして評価するステップカードを各遊び場に設置。全体交流ではステップカードをもとに児童の「一人ひとりに説明する必要がある」「待ち時間がないようにしたい」など意見を取り上げることで、一年生に合わせたおもちゃやルール、遊び方の工夫が必要なことに気づかせた。

(関係団体 2016-11-16付)