組織活動の在り方協議　日本教育会道支部第２回理事研

（関係団体 2016-11-17付）

諏江支部長があいさつに立ち、「校種を越え、学び合える研修会にしたい」と述べた

　日本教育会道支部（諏江康夫支部長）は十日、ホテルライフォート札幌で二十八年度第二回理事研修会を開催した＝写真＝。各校種から約二十人が参加し、日本教育会の全国大会、支部の活動状況、組織の在り方などを協議した。また、道教委の菅原行彦教育指導監が「本道教育の充実に向けて」と題して講演を行った。

　冒頭、諏江支部長はことし十月一日に新潟で行われた第四十一回全国教育大会について説明。函館稜北高校の佐々木光晴校長が同校で進められているアクティブ・ラーニングの取組について提言したことなどを報告した。また、理事・支部長研修で行われた文部科学省の前川喜平事務次官の講話内容を解説。①次期学習指導要領の進捗状況②教員の資質向上③定数改善にかかわるチーム学校④高大接続改革―の話題が出たことを報告。「特に、高校の先生方においては、高大接続改革の動向が気になるところだと思うが、様々な意見があり、課題も多い中、議論が先行しているような印象」と語った。

　また、「議題の中で、様々な問題について、報告とともに相談もさせていただくが、校種を越えて、学び合える研修会にしたい」と期待した。

　議事では、蔵本康彦事務局長が支部関係の会務や支部会員数の推移を報告。本部関係では、二十四回学校心理カウンセラー研修講座のアンケート結果、本部行事とともに、二十九年度全国大会岐阜大会、三十年度全国大会奈良大会について説明した。

　このほか、会報『北の教育』七十五号の編集、教育実践顕彰の論文募集などについて協力を求めた。

　理事懇談会では、道教委の菅原教育指導監が講師を務め、「本道教育の充実に向けて」をテーマに、教育情勢や道教委が実施している各種施策、教育をめぐる現状と課題などを解説した。

(関係団体 2016-11-17付)