強い危機感もって　臨時校長会議開く―上川局

（道・道教委 2016-11-17付）

　【旭川発】上川教育局は十一日、上川合同庁舎で臨時道立学校長会議を開いた。学校職員による飲酒運転をはじめとした不祥事が相次いでいることを受けての開催。出席した学校管理職二十八人に向け、小野寺一郎局長は飲酒運転根絶に向けた取組の徹底を訴えた。

　はじめに、清水厚次企画総務課長が十一月二日付の道教委の懲戒処分等の事案について説明。学校職員による飲酒運転が後を絶たないことに危機感を示し、あらためて未然防止を強く呼びかけた。

　つぎに、小野寺局長が登壇。飲酒運転根絶に向け、全道を挙げて取り組んでいるさなかに、事案が発生したことに対し、「残念ながらこれまでの取組が教員一人ひとりの心に届いていなかったと言わざるを得ない」と遺憾の意を示した。

　その上で、「そうした職員を見極める力が管理職に求められている」と強調。「日ごろから職員とコミュニケーションをとり、職員の生活習慣にも気を配りながら、必要に応じて個別に指導することも、未然防止策として必要」と述べた。

　強い危機感をもって、管理職員から職員に対し、「飲酒運転をしない、させない、許さない」ということをあらためて周知するとともに、道教委で定めた飲酒運転根絶に向けた取組の徹底を訴えた。

(道・道教委 2016-11-17付)