道教委が各所属長に要請　免許証確認など指導徹底　処分事案を受け再発防止で

（道・道教委 2016-11-18付）

　道教委は十六日、職員の交通事故・違反の防止を求める教育部長名通知を各部課長などに発出した。教育局職員が、運転免許証の有効期限切れに気づいていたのにもかかわらず、無免許で自家用車や公用車の運転を行い、同日付で懲戒処分が決定したことを受け、再発防止策として行った。通知では、「各自が交通法規を順守することが求められている」ことから、職員の運転免許証の更新漏れを確認するとともに、「道教委職員の飲酒運転根絶に向けた〝決意と行動〟」などを活用して、指導を徹底するよう要請した。

　十六日付の懲戒処分で、教育局職員が昨年十二月からことし八月にかけて、運転免許証の有効期限切れに気づいていたのにもかかわらず、無免許運転や仮免許運転違反で、自家用車での通勤や公用車の運転を行ったことから、停職四ヵ月となった。

　道教委は、直ちに再発防止策を講ずることとし、同日付で、各部課長・教育局長・所管機関の長（道立学校長を除く）に対し、教育部長名通知「交通事故・違反の防止について」を発出した。

　通知では、「無免許運転や飲酒運転は、職員個々の自覚によって避けられるもの」であり、「各自があらためて交通法規を順守することが求められている」と指摘。

　職員の運転免許証の更新漏れの有無を確認するなど、機会あるごとにきめ細かな確認を行うことを求めた。併せて、「道教委職員の飲酒運転根絶に向けた〝決意と行動〟」を活用し、あらためて指導を徹底することを要請した。

　さらに、十四日、教育局職員による死亡交通事故が発生したことから、所属職員に交通法規の順守を徹底し、再発防止に万全を期すよう求めた。

(道・道教委 2016-11-18付)