帯広市稲田小「プログラム１０」　運動習慣定着へ１０種目　楽しみながら体力向上

（学校 2016-11-24付）

１０秒ダッシュや１０秒なわとびなど「１０」にちなんだ競技を用意した

　【帯広発】帯広市立稲田小学校（楜澤実校長）は十月下旬から十一月上旬にかけての十日間、道教委が推奨する「どさん子元気アップ強調月間」に併せて、「プログラム１０（ｔｅｎ）月間」に取り組んだ。「おびひろっ子絆支援事業（体力）」の一環として実施。児童たちは、十秒なわとびや十㍍ダッシュなど、用意された十種目に参加し、活発に体を動かした。

　同プログラムは、同校の西山乙代教諭が「児童たちに日常的な運動習慣を定着させたい」と発案したもの。

　道教委が推奨する「どさん子元気アップ強調月間」に併せて、「プログラム１０（ｔｅｎ）」の名称で実施。①十秒なわとび②十秒全力走③十㍍ダッシュ④十㍍ワニ歩き⑤十回しこふみ⑥十歩ジャンプ⑦十歩両足ジャンプ⑧十秒腕立て静止⑨十回腹筋⑩十回両肩まわし―の十種目を用意した。

　プログラムに取り組むに当たって、同校の二年目以内の初任者教諭が種目を実践しながらやり方を説明するＤＶＤを作成し、昼の時間に流すなどして、全校児童に周知した。

　参加は自由とし、挑戦した種目は事前に配布している「プログラムカード」に印を付け、参加した児童ややり終えた児童には参加証や修了証を手渡した。

　プログラム終了後に同校が調査した集計結果によると、参加した児童の割合は、約八〇％にのぼった。

　西山教諭はプログラムの実施によって、「普段あまり運動しない児童も自発的に取り組む姿がみられた」と成果を説明した上で、「今後は参加する児童が増えるようプログラム内容を工夫改善するとともに、体幹を鍛えられるような種目も取り入れていきたい」と抱負を述べていた。

この記事の他の写真

プログラムを発案した西山教諭。ＤＶＤや認定証を作成したことで８割の児童が取組に参加した

(学校 2016-11-24付)