旭川大と旭川商業高が連携協定締結　地域に根ざす人材育成へ　生徒・学生共同イベントなど

（学校 2016-11-24付）

協定書を交わし、今後のさらなる連携深化を誓う難波校長（写真左）と山内学長

　【旭川発】旭川大学・旭川大学短期大学部（山内亮史学長）と旭川商業高校（難波繁之校長）は、連携協定を結んだ。十五日には、同大で連携協定調印式を挙行。今後は互いがもつ特色を生かしながら、教員の研究交流や、生徒と学生が共同で企画したイベントなどに取り組み、地域人材の育成や地域振興につなげていく考え。

　協定は、大きく変化する社会の中で、新たな時代に対応できる地域人材の育成と、地域の活性化を図ることを目的としている。

　そうした効果をねらって、難波校長が同大に連携を呼びかけた。山内学長は、同学の理念「地域に根ざし、地域を拓き、地域に開かれた大学」に基づき快諾。今後は同大と同校で教員の研究交流を進めるほか、大学教員による高校での出張授業、生徒と学生が共同で企画したイベントによる地域活性化などに取り組む。

　調印式では、難波校長、同校の河田章宏教頭と円道博和事務長が同大を訪問。同大の古松丈周高大連携推進委員長が協定の趣旨等を説明したあと、難波校長と山内学長が協定書を交わし、固く握手。両校のさらなる発展と、地域振興のために連携を深めることを誓った。

　難波校長は「教育改革が進み、能動的な学習、自ら考え答えを出す学習が主流になっている。同大と連携し、互いの持ち味を生かしながら、教員交流や共同学習などの取組を進めていきたい」と述べた。

　その上で、「旭川の活性化につながるとともに、高大連携が大きな成果として実を結ぶことになれば」と期待を込めた。

　山内学長は、連携協定を結んだ経緯を振り返り、「今回の協定はまたとない申し出。同大としても望むところ」と笑顔をみせた。地域振興に取り組む同校を高く評価し、「互いが連携することで、次代を担う人材を育成していきたい」と話した。

(学校 2016-11-24付)