税の在り方で考え深める　札幌国税局長と高校生が対談

（学校 2016-11-21付）

山崎局長（中央）に、作文で伝えたかったことを説明した

◆税の作文応募生徒４人が出席

　札幌国税局は十四日、十一日から十七日の「税を考える週間」に際して、「高校生と札幌国税局長との座談会」を札幌国税局で開催した。本年度も含め、「税に関する高校生の作文」に五年以上継続して応募している四校から代表生徒四人が参加。税の在り方について考えを深めた。

　この日、札幌月寒高校（定時制）一年の桑原イェンニ瑠菜さん、札幌旭丘高校一年の平出凛花さん、江別高校三年の植村彩那さん、札幌東商業高校三年の笹結唯奈さんが、山崎浩二札幌国税局長と対談した。

　はじめに、それぞれが本年度の作文を書くに当たって、伝えたかったことを紹介。うち、社会保障費をテーマに設定した平出さんは「税金を確実に納めることが、サポートを必要としている人たちだけでなく、サポートが必要になったときの自分の助けにもなる」と強調した。

　このあと、消費税の在り方に関する意見交流を実施。「消費税の税率を引き上げるべきか」との質問に対して全員一致で賛成を表明し、「高齢者が少しでも暮らしやすい生活にしなければ」「次世代の若者のサポートも必要」などと意見を交わした。

　山崎局長は「関心をもって作文に取りまとめていて心強く、立派」と講評。「税について考えることは世の中について考えることにもつながるので、自分で調べてさらに勉強してもらえれば」と期待を寄せた。

　参加した生徒からは、「国税局は堅いイメージがあったので緊張したけれど、ほかの学校の生徒や局長から話を聞くことができて良かった」「楽しく深く税について考えることができた」といった声が寄せられた。

(学校 2016-11-21付)