清水町御影小が開校１００周年　さらなる発展誓い合う　記念式典に２２０人出席

（学校 2016-12-07付）

１００年の節目を祝った

　【帯広発】清水町立御影小学校（近藤弘子校長）の開校百周年記念式典が十一月二十六日、同校で開催された。全校児童百三十八人と歴代の教職員、同窓生、保護者など二百二十三人が出席。百年の歴史を振り返り、その節目を祝うとともに、同校のさらなる発展を誓い合った。清水町立御影小学校百周年記念事業協賛会主催。

　同校は大正五年に上芽室尋常小学校佐念頃特別教習所として開設。教育目標に「みんなで学び　かたをくみあう　げんきな子」を掲げ、開校以来、四千二十八人の卒業生を送り出してきた。

　式典では、はじめに百周年記念事業協賛会の田中俊英会長があいさつ。同校の百年の歴史を振り返った上で、「これまで先人たちによって培われてきた風土と伝統が次世代へと引き継がれ、本校がますます充実した学び舎になると信じている」と強調。また、臨席した教職員や保護者に対して、「今後とも、多くの児童が心豊かで未来に向かって羽ばたけるよう一層の力添えを」と呼びかけた。　

　続いて、近藤校長が式辞。同校のこれまでの歩みについて振り返り、在校生に向けて、「今後も百年の伝統と誇りを胸に、大いなる希望に続く未来への一歩を踏み出してほしい」と呼びかけた。　

　つぎに、記念品の贈呈や事業報告を行ったあと、田中会長が同校の発展に寄与した歴代校長・教頭・教職員・ＰＴＡ会長らに感謝状を贈呈。また、近藤校長から、特別功労者として元同窓会長の小飼博明氏と田中会長に感謝状が手渡された。

　受賞者を代表して、同校元校長の山崎和久氏があいさつ。同校での思い出を振り返り、今後も同校の教育活動が発展していくことを祈念した。

　次いで高薄渡清水町長、十勝教育局の竹林亨局長が来賓祝辞。高薄町長は、多く卒業生が社会で活躍していることにふれ、「このことは、歴代校長をはじめとする教職員の献身的な努力とＰＴＡや地域の方の教育に対する深い理解と協力のたまもの」と称賛。児童生徒に向けては、「学校の伝統を誇りにもち、勉強や運動に力いっぱい励み、立派に成長してほしい」と期待を寄せた。

　竹林局長は、同校のこれまでの教育活動に敬意を表した上で、「今後とも開拓の気風とともに、受け継がれる伝統や校風を一層高めていただきたい」と話した。

　引き続き、同校の石丸尚一ＰＴＡ会長が登壇し、児童たちに、「本校の先輩方の意志を継いでいってほしい」と期待。教職員や保護者に対しては、ＰＴＡ活動に対する変わらぬ支援・協力を求めた。

　児童会長の石丸翔大君は「これからも百年、二百年と長い歴史を歩めるよう御影小学校の伝統をしっかり引き継いでいきたい」と抱負を述べた。このあと、全校児童で合唱を行い、百周年の節目を祝った。

(学校 2016-12-07付)