東川第三小でエアドゥ航空教室　仕事への責任感すごい！　キャリア教育の一環―講話など

（学校 2016-12-07付）

扇風機と飛行機の模型を使って実験

　【旭川発】東川町立東川第三小学校（南部和紀校長）で十一月二十九日、㈱ＡＩＲＤＯによる航空教室が行われた。キャビンアテンダント（ＣＡ）やパイロット、整備士が、それぞれの仕事内容を紹介。全校児童二十二人が参加し、航空業界の仕事について理解を深め、将来の進路について考えた。

　航空教室は、児童生徒を対象に、航空業界や同社の業務への理解を深めてもらおうと行っているもの。

　同校では、地域から講師を招くなどして、様々な職業について学習する中で、学校での学びが将来働くときにどう役立つのか考えるキャリア教育を展開している。航空教室はその一環。

　当日、同社からＣＡやパイロット、整備士など五人が来校。児童に対し、それぞれの仕事内容、一日の業務の流れ、将来その職業に就くためのポイントなどについて説明した。

　うち、パイロットの澤村英一氏は「パイロットになるには、なりたい気持ちと勉強すること、体を鍛えることが大切。この三つは、ほかの様々な仕事でも当てはまるので、意識していてほしい」とアドバイスしていた。

　また、澤村氏が扇風機と飛行機の翼の模型を使って実験を行い、飛行機が飛ぶ仕組みを紹介。児童は、翼の模型が風で浮き上がる様子を目の当たりにし、驚きの表情を浮かべていた。

　児童たちは、「実験が面白く、ためになった」「将来の参考となる話が聞けて良かった。仕事に対する責任感の強さがかっこいいと思った」と話していた。

　三木勝仁教頭は「女性の機長や整備士、男性のキャビンアテンダントがいるなど、児童だけではなく自分にとっても勉強になった。普段の学習と将来とのかかわりを知ることで、児童が大きくなったときの職業選択の幅が広がれば」と期待している。

(学校 2016-12-07付)