旭川市教委が小・中学生英語講座　英会話の楽しさ実感！　ＡＬＴとゲーム等で交流

（市町村 2017-01-30付）

中学生は英語劇にも挑戦。英語を「使う」楽しさを存分に味わった

　【旭川発】旭川市教委は十三日と十六日の二日間、市立中央中学校（本間正彦校長）で小・中学生対象の英語講座「Ｗｉｎｔｅｒ　Ｅｎｇｌｉｓｈ　Ｃｏｎｎｅｃｔ　ｗｉｔｈ　ＡＬＴ」を行った。初日は小学五・六年生四十人、二日目は中学一・二年生三十三人が参加。ＡＬＴとの交流を通し、楽しみながら英語に親しんだ。

　市教委では、二十七年度から夏季および冬季休業中に、小・中学生を対象に英語講座を行っている。

　学校で学んだ英語を使ってＡＬＴとコミュニケーション活動を行い、英語を楽しく学ぶことがねらい。

　十三日は、小学五年生二十四人と六年生十六人、十六日は、中学一年生十九人と二年生十四人が参加した。

　小学生対象の講座では、英語に親しみながらＡＬＴとともにしりとりやビンゴ、いす取りゲームを楽しんだ。

　また、架空の「旅行代理店」として世界の国々を紹介する活動を実施。グループに分かれてお気に入りの国をＰＲするポスターを作成し、その国の観光名所やグルメなどのプレゼンテーションを行った。

　一方、中学生対象の講座では、ＡＬＴのデモンストレーションを参考に、五グループで英語による寸劇づくりに挑戦。授業で学んだ英語やＡＬＴからのアドバイスをもとにシナリオを練った。

　各グループでしっかりと練習してから、ＡＬＴが用意した小道具を駆使して自作の英語劇を発表。

　それぞれのグループで個性的な劇が展開され、参加者から大きな笑い声が上がるほどの盛り上がりをみせていた。

　最後に、いす取りゲームやクイズを行い、参加者同士やＡＬＴとの交流をおおいに楽しんだ。

　講座に参加した小学生は、「ＡＬＴの先生がたくさんいて、いつもの授業とは違う感じでとても楽しかった」、中学生は「今まで習ったり、知っている単語をたくさん使えたりして外国語を身近に感じることができた。友達もできて、思い出に残る楽しい時間だった」などと感想を寄せていた。

　旭川市教委では「夏休みの講座に参加した子どもが今回の講座に参加するなどリピーターが増え、うれしいかぎり。今回の講座のようにＡＬＴが大勢集まる機会はなかなかない。学校の勉強よりも、少しレベルが高い英語に親しむことができたのでは」と話している。

(市町村 2017-01-30付)