文化系も休養日設定を　部活動関係者会議の内容報告―時間外勤務等縮減推進会議

（道・道教委 2017-01-31付）

外部指導者の人材不足を訴える声があったことも報告した

　道教委は、二十八年度第二回時間外勤務等縮減推進会議（二十六日、道庁別館）で、部活動関係者会議の協議内容を報告した。「文化系の部活動においても、休養日を設定することが必要」などの意見が出たことを明らかにした。

　道教委の報告によると、部活動関係者会議は、十三日に道庁別館で開催。部活動休養日の設定、文化系の部活動について協議した。

　部活動休養日の設定にかかわっては、「大会に勝ちたいと、子どもも先生も熱が入り、部活動の時間が長くなる要因になっている」「熱心な保護者がいて、休養日にすると技術が低下するので休まないでほしいと求められた」「部活動については、ＰＴＡと協賛で体育文化振興会などの団体をつくっていることが多く、これらの団体との調整が必要」などの状況が報告された。

　また、「休養日の徹底のためには、指導教員の自主性に任せるのではなく、何らかの強制が必要」との意見があった。

　併せて、外部指導者の活用について、「地方では人材が不足している」「外部指導者を任用しても、生徒指導上、教員が付いていなければならない」などの声が出た。

　文化系の部活動にかかわっては、「中学校には、高文連のような全道的な組織がないため、申し合わせの徹底方法に課題がある」「文化系の部活動においても、生徒の負担にならないよう、休養日を設定する必要がある」などの意見が出たという。

(道・道教委 2017-01-31付)