十勝管内地域いじめ問題等対策連絡協　〝いじめ許さない子〟１００％に　第２回会合で次年度の方向性確認

（道・道教委 2017-01-31付）

構成員１９人が出席し、管内のいじめ根絶に向け協議した

　【帯広発】十勝管内地域いじめ問題等対策連絡協議会（会長・竹林亨十勝教育局長）は二十三日、十勝教育研修センターで二十八年度第二回会合を開いた。構成員十九人が出席。管内のいじめ根絶強化月間の取組状況やいじめの未然防止にかかる取組の成果、課題などについて共有し、次年度の取組の方向性を決定。「〝いじめはどんな理由があっても許されない〟という意識をもつ児童生徒が一〇〇％になることを目指す」ことなどを確認した。

　冒頭、竹林会長があいさつに立ち、これまでの管内におけるいじめの問題や根絶に向けた取組にふれた上で、「児童生徒一人ひとりにいじめを許してはいけないという気持ちを醸成させるため、児童生徒自身がいじめについて考えられる場を設けることが大切」と強調。

　「本日は、管内の全児童生徒からいじめをなくすため、皆さんからいじめに関する次年度の方向性などについて活発な意見をいただきたい」と呼びかけた。

　続いて、十勝教育局義務教育指導班の山田圭介指導主事が管内のいじめ根絶に向けた取組の状況を説明した。

　山田指導主事は「いじめ・ネットトラブル根絶！メッセージコンクール」や「どさんこ☆子どもサミット」の活動内容を伝えたほか、「いじめ根絶強化月間」の取組を報告。

　また、「二十七年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」の結果をもとに、いじめの認知件数や不登校の要因などを伝えた。

　このあと、次年度の取組にかかる方向性について協議。具体的な取組として、「いじめ未然防止、早期発見・早期解消のために、学校・家庭・地域みんなで子どもを支える取組の推進～いじめを見過ごさない子どもの育成を目指して」のテーマのもと、教育長会議、校長・教頭会議、管内生徒指導協議会等で、いじめ未然防止に関する取組の方針を説明することや、いじめ問題への取組状況の調査を行い、「〝いじめはどんな理由があっても許されない〟という意識をもつ児童生徒が一〇〇％になることを目指す」ことなどを確認した。

(道・道教委 2017-01-31付)