29年度75校程度で実施 中学校でのALT活用授業―札幌市教委(市町村 2017-02-02付)
札幌市教委は二十九年度、中学校におけるALTを活用した週一回の授業の実施について七十五校程度に拡充する考えだ。国際理解教育推進事業の一環として実施しているもの。ALTを活用した学校を増やし、コミュニケーション能力の育成と国際理解教育の一層の充実を目指す。
同事業は、外国語教育における児童生徒のコミュニケーション能力の育成と国際理解教育の一層の充実を図るため、市立小・中学校、高校等にALTを増員配置するもの。
学校規模や学校間の距離などを考慮し、二校に対してALT一人を通年配置する方式や、一校にALT一人を通年配置する方式を採用している。
ALTの確保については、国のJETプログラムを活用しているほか、民間業務委託(Non―JETALT)を行っている。民間業務委託では、昨年五月に受注した委託業者が必要なALTを確保できず、ALTを配置した授業が遅れたことから、業務委託の入札時期を早めたほか、複数年契約を導入するなど安定的にALTを確保するための方策を実施。一月二十五日に入札が行われ、業務委託者が決定した。
二十八年度は六十六校で実施しており、二十九年度は七十五校程度に拡充する予定。三十一年度までに全中学校九十七校で週一回ALTを活用した授業の実施を実現するため、今後も段階的にALTを増員するほか、配置方法等を検討していく。
(市町村 2017-02-02付)
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