錦産業など２社と協定　道家庭教育サポート制度―宗谷局

（道・道教委 2017-02-08付）

貝森社長（左）は「子どもの生活リズムを向上させる取組を進めていきたい」などと誓った

　【稚内発】宗谷教育局は一月二十五日、稚内市内の建設業者・錦産業㈱（貝森輝幸社長）と北新道路㈱（中田宏樹社長）の二社と、道家庭教育サポート企業等制度の協定を締結した。野﨑弘幸局長が両社を訪れ、貝森社長、中田社長とそれぞれ協定書を交わした。両社長は「子どもの生活リズムの向上」や「従業員が休暇を取りやすい職場づくり」に向けて協力していくことを誓った。

　同制度は、道教委が家庭教育を支援するための職場環境づくりに取り組む企業等と協定を締結し、相互に協力して、家庭教育の一層の推進を図ることが目的。宗谷管内での協定締結企業等は、今回の二社を加えて九十七社となった。

　錦産業は、インターンシップの受入や小・中学校の除排雪作業など、地域の学校を支援する活動に取り組むとともに、従業員が子どもの行事などに参加するための休暇を取りやすくなるよう、互いの家庭の様子を理解し合える職場環境づくりを行っている。

　北新道路では、中学校のグラウンド整備や保育所の除排雪作業等を行っているほか、従業員の家庭において、子どもが早寝早起きをし、家庭で朝食を食べることができるよう働きかけている。

　協定締結後、貝森社長は「今後も地域貢献活動を続けるとともに、従業員の家庭において子どもの生活リズムを向上させる取組を進めていきたい」、中田社長は「今後も当社の技術を生かした地域貢献活動を行うとともに、従業員が休暇を取りやすくなるよう、職場の環境づくりに努めたい」と今後の抱負を語った。

(道・道教委 2017-02-08付)