札幌市立高校合同ボランティア　子どもたちに優しく対応　雪まつりつどーむ会場の運営補助

（学校 2017-02-15付）

移動の補助など８９人がボランティア活動を行った

　市立高校生徒会役員等で構成する市立高校合同ボランティア実行委員会は四日、第六十八回さっぽろ雪まつりつどーむ会場でボランティア活動を実施した。札幌市立高校の生徒八十九人が参加。仲間とともに協力して運営の補助に当たり、充実感や自己有用感を高めた。

　ことしで四回目を迎えるこの取組はボランティア活動を通して、幅広い世代の人々とふれあい、他者の役に立つことで充実感や自己有用感をもつ機会とすることを目的としている。

　また、同じ地域の高校生同士が一つの企画に参加して交流することで、連帯感や互いの個性を生かしながら共感・協力する姿勢を養うことを目指している。

　札幌市若者活動センターの協力を得て実施しており、市立高校八校の生徒八十九人が参加した。

　当日、生徒たちはチューブスライダーや氷の滑り台などで運営の補助に当たった。

　チューブスライダーではスタートや滑走後の補助を行ったほか、子どもが滑った際に落とした帽子を届けた。

　氷の滑り台では、移動の補助を行ったほか、思った以上にスピードが出て驚いている子どもに優しく声をかけた。

　また、会場内の地図に記された場所を巡るレクリエーションでは、チェックポイントの補助に当たるなど積極的に活動していた。

　同会の担当で、札幌市立豊成養護学校の矢田春義教頭は「子どもと接する際には、相手の気持ちに寄り添った対応をしていた。今回の活動は生徒たちにとって普段できることはない貴重な経験だったと思う」と話していた。

(学校 2017-02-15付)