芦別高が国際文化交流会　タイの高校生がやってきた！　伝統文化体験で親睦深める

（学校 2017-02-23付）

タイの高校生が書道に挑戦。生徒が丁寧に指導した

　【岩見沢発】芦別高校（岸田隆志校長）は二月上旬、同校でタイの高校生との国際文化交流会を実施した。タイのベンジャママハラート学校の生徒ら三十人が来校。授業や部活動の様子を見学したほか、羽根つき、かるたなど日本の伝統文化の体験を通して交流を深めた。

　芦別市が道経済部観光局から依頼を受けて実施したもの。生徒会および実行委員の生徒が交流会を企画・立案した。タイのベンジャママハラート学校は、日本語学科を設置している学校で、今回は生徒二十四人、引率教員六人が来校した。

　この日、同校の代表生徒とベンジャママハラート学校の生徒が対面。あいさつのあと、同校生徒がガイド役となって校内を案内した。世界史や科学、書道など校内の授業の様子を見学したあと、かるた大会を行い、交流を楽しんだ。

　引き続き、国際文化交流会を行い、一、二年生約二百二十三人が参加。岸田校長が「短い時間だが、日本の文化を知って生徒との交流を深め、思い出に残る時間にしてほしい」とあいさつした。

　続いて、同校生徒が吹奏楽の演奏を行ったほか、校歌を斉唱。ベンジャママハラート学校の生徒は、タイの楽器を使った伝統舞踊を披露した。

　日本文化による交流では、実行委員の生徒がパワーポイントを使ってお正月、節分、ひな祭りなど日本の行事とその意義を紹介。豆まき、羽根つき、福笑いなどを通して親睦を深めた。

　交流会のあとは、弓道部、書道部などの部活動を見学したほか、家庭科室でお汁粉づくりも体験。最後に、同校がベンジャママハラート学校に羽子板、かるたや扇子などを贈呈し、ベンジャママハラート学校からは、タイの伝統楽器が贈られた。

　参加した生徒は、「企画や準備などとても大変だったが、相手に喜んでもらえて良かった」と話した。ベンジャママハラート学校の生徒は、「生徒の皆さん、先生方がとても優しくしてくれた。もっと長い時間、交流したかった」と感想を述べた。

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交流会では、福笑いなど日本の行事を紹介。楽しい時間を過ごした

(学校 2017-02-23付)