道教育大附属函館中が職場体験報告会　貴重な体験、共有し合う　附属函館小６年生にプレゼン

（学校 2017-02-24付）

タブレットにまとめた資料を示しながら説明した

　【函館発】道教育大学附属函館中学校(金光秀雄校長)は十四日、同校体育館で職場体験学習発表会を実施した。同校一年生と道教育大学附属函館小学校の六年生合わせて百七十八人が参加。同発表会は、キャリア・アンド・ライフスキル(ＣＬ)学習の一環として実施したもので、昨年十一月に行われた職場体験学習での経験を六年生にプレゼンテーションし、実際に働いてみて感じたことを伝えた。

　同校独自の取組として、十七年度からＣＬ学習を実施している。職場体験や企業訪問などを通して、生徒の職業倫理の育成を図り、社会で活躍できる人材育成を目的に行っているもの。今回の職場体験では、市内のスーパーマーケットや病院、自衛隊の駐屯地など二十八施設を三日間訪問した。

　開会式のあと、十八のグループに分かれて一人当たり六分の持ち時間でプレゼンテーション。生徒たちは、訪問した企業で学んだことをまとめた資料をタブレット端末でみせながら、感じたことや学んだこと、働く前と働いた後の考え方の違いなどを丁寧に発表した。

　生徒からは、「仕事をする上で一番重要なのはコミュニケーション。まずは、しっかりあいさつをすることが大事」「働くということは、人を助けること、社会に貢献することだと感じた」などの発表があった。また、自衛隊駐屯地を訪問した生徒は、「みんなの税金を使っていると聞いて、税に対する意識が高まった。グループのリーダーを務めたことで責任感をもつようにもなった」と振り返った。

　児童からは、「来年の職場体験に向けて、先輩たちをお手本にして頑張りたい」などの感想が挙がった。

(学校 2017-02-24付)