【解説】国公立大2次試験確定志願状況(解説 2017-02-20付)
国公立大学入学者選抜二次試験確定志願者数は、前年度より八百五十九人少ない四十七万七百八十五人で、募集人員十万三百七十二人に対する志願倍率は、前年度と同じ四・七倍となったことが、文部科学省のまとめで分かった。
国立大(八十二大学三百八十九学部)の志願者は三十三万六千百十七人で、募集人員七万九千四百四十四人に対する倍率は前年度と同じ四・二倍。公立大(八十四大学百七十八学部)の志願者は十三万四千六百六十八人で、募集人員二万九百二十八人に対する倍率はこちらも前年度と同じ六・四倍だった。
志願倍率を学部系統別にみると、人文・社会系が五・〇倍で前年度から〇・一ポイント増。理系では農・水産系が四・二倍で〇・三ポイント減、医・歯系が五・二倍で〇・二ポイント減となった一方、理工系は四・四倍で〇・一ポイント増、薬・看護系は前年度と同じ五・五倍だった。教員養成は募集人員一万百一人に対し、四万四人が志願。志願倍率は前年度と同じ四・〇倍。
道内で倍率が最も高かったのは、国立が旭川医科で九・八倍と全国でも最も高く、公立は釧路公立の八・五倍。一方、最も低いのは国立が小樽商科で三・一倍、公立は札幌医科の三・四倍だった。
二段階選抜は前期日程で実施を予告していた五十七大学百四十五学部のうち、二十五大学四十学部で行われ、国立二千二百八十九人、公立七百八十四人の合計三千七十三人が二次試験に進めず、不合格となった。道内では、実施を予告していた北海道、旭川医科、札幌医科とも不合格はなかった。
二次試験は前期日程が二十五日から、後期日程は三月十二日以降、一部公立大の中期日程は三月八日以降に実施される。
(解説 2017-02-20付)
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