【解説】21%が園・学校外で英語学習
(解説 2017-03-17付)

 子どもの約五人に一人が幼稚園・保育園、小学校以外で英語を学んでおり、その費用は月平均約六千二百円にのぼることが、玩具メーカー・㈱バンダイ(東京)の調査で明らかになった。

 調査は二月に三~六歳の未就学児と小学校一~六年生の子どもをもつ親で、子どもと一緒に回答できる人七百人を対象に実施。

 幼稚園・保育園、小学校以外で英語を学んでいる子どもは二〇・九%おり、学ぶ方法は「英会話教室(対面)」が四七・三%で最も多く、「学習塾」二七・四%、「テレビやラジオの英語番組(アニメを除く)」と「英語のアニメ・映画の視聴」がそれぞれ八・二%で続いた。英語学習にかける費用は月平均六千二百四十二円となった。

 英語を学び始めた時期は、「小学一年生」が一八・七%で最も多く、「小学五年生」一三・九%、「三歳」一一・五%の順。小学一年生と三歳については、幼稚園や小学校に入園・入学、小学五年生は小学校での英語の授業が開始される時期のため、それに合わせて英語学習を開始する家庭が多いと思われる。

 英語を学ぶ理由について聞いたところ、男子は一位「親にすすめられたから・親の意向」、二位「これからの時代、英語が必要になると思うから」、三位「英語の授業が始まったから」といった将来に向けた堅実な思考が読み取れる一方で、女子は一位「英語がしゃべれたら楽しそうだから」、二位「親にすすめられたから・親の意向」、三位「英語が話せたらかっこいいから」といった英語への憧れが感じられる結果となり、男女で英語に対する考え方の違いがみられた。

 現在英語を学んでいない子どもに、「これから英語を学びたいと思うか」を聞いたところ、小学四年生の四一・五%が「英語は学びたくない」と回答した。

(解説 2017-03-17付)

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