【解説】2月末の少年非行等概況―道警
(解説 2017-03-31付)

 道警本部少年課は、ことし二月末における「少年非行等の概況」をまとめた。

 検挙・補導された非行少年は、二月末時点で百九十二人(うち女子三十六人)と、前年同期に比べ五十一人、三六・二%増加した。

内訳は、刑法犯が五十人増の百七十二人(うち女子三十二人)、特別法犯が一人増の二十人(同四人)。

 飲酒、喫煙、深夜はいかいなどの非行少年に該当しない不良行為少年は、二百九人、一八・四%減の九百二十九人(うち女子二百六十二人)が補導された。

 刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が二十四人増の百一人で、全体の五八・七%を占め、その手口別では、万引きが二十七人増の七十七人で、最も高い割合(七六・二%)を占めた。

 また、学職別では中学生が三十二人増の五十八人、小学生が二十九人増の五十一人で、ともに前年の倍以上となるなど大きく増加。小・中学生で全体の六三・四%を占めた。高校生は九人減の三十三人だった。このほか、その他の学生が四人増の十人、有職少年が三人減の十九人、無職少年が三人減の四人。

 特別法犯で検挙された二十人の法令別内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法が一人増の九人、売春防止法が皆増の二人、道育成条例が一人減の一人、その他の特別法違反が二人増の八人となっている。 

 一方、少年の福祉を害する犯罪、福祉犯の検挙人員は四十五人で、十六人、五五・二%増加した。被害に遭った少年は六人多い二十七人で、このうち、児童生徒・学生は二十五人で被害者全体の九二・六%を占めた。

 コミュニティサイト等(出会い系サイトとコミュニティサイト)を利用して福祉犯の被害を受けた少年は二十七人中十八人で、前年同期に比べ十人増加した。

(解説 2017-03-31付)

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