28年度道内公立学校給食実施状況―道教委まとめ 完全給食実施1713校 米飯給食は週平均3.1回(道・道教委 2017-04-24付)
道教委は、道内公立学校の二十八年度学校給食実施状況(二十八年五月一日現在)をまとめた。小学校、中学校、特別支援学校、夜間定時制高校の四校種一千七百七十一校のうち、完全給食(パンまたは米飯、ミルク、おかず)実施校は一千七百十三校で、実施率は九六・七%だった。完全給食と補食給食(ミルク、おかず等)・ミルク給食(ミルクのみ)を合わせた実施校は一千七百五十八校で、九九・三%となった。完全給食実施校のうち、米飯給食実施校は一千七百八校、九九・七%で、米飯給食の週平均実施回数は三・四回だった。
校種別の実施状況をみると、小学校は一千六十四校のうち、一千三十三校、九七・一%で完全給食を実施しており、補食給食・ミルク給食を合わせると一千五十九校、九九・五%だった。
中学校は、六百五校のうち五百八十四校、九六・五%で完全給食を実施し、補食給食・ミルク給食を合わせた実施校は六百校、九九・二%。
特別支援学校六十八校のうち、完全給食は六十四校、九四・一%で、ミルク給食と合わせると六十五校、九五・六%で実施している。
夜間定時制高校では、三十四校中三十二校、九四・一%で完全給食を実施し、補食給食を合わせると三十四校、一〇〇%だった。
四校種の合計では、一千七百七十一校中一千七百十三校、九六・七%で完全給食を実施。補食給食・ミルク給食を合わせると、一千七百五十八校、九九・三%。
完全給食実施校のうち、米飯給食実施校は、小学校が九九・七%に当たる一千三十校、中学校が九九・七%に当たる五百八十二校、特別支援学校と夜間定時制高校が全校。四校種合わせて一千七百八校、九九・七%で米飯給食を実施した。
また、米飯給食の週平均実施回数は、小・中学校が各三・一回、特別支援学校が三・二回、夜間定時制高校が四・三回となった。
栄養教諭・学校栄養職員の配置状況は、小学校が百七十五人(うち栄養教諭百二十一人)、中学校が六十七人(同四十八人)、共同調理場が二百四十六人(同二百二十人)、特別支援学校が五十二人(同五十二人)、市町村教委が十六人で、合計五百五十六人(同四百四十一人)。
調理員の配置状況は、小学校が六百二十五人、中学校が百八十六人、共同調理場が一千二百二十一人、特別支援学校が六十人、夜間定時制高校が三十六人の計二千百二十八人が配置されている。
完全給食実施校における学校給食費の状況をみると、一食当たりの平均単価は、小学校低学年が前年度と比べ三円十四銭増の二百四十円六銭、同中学年が三円二十三銭増の二百四十一円七十五銭、同高学年が三円二十銭増の二百四十二円九十四銭。中学校の平均単価は、三円四十六銭増の二百九十円七十七銭だった。
学校給食施設の設置状況をみると、単独校調理場が四百五十九校で、内訳は公立小・中学校が三百七十六校、特別支援学校が五十一校、夜間定時制高校が三十二校。共同調理場は百九十五ヵ所となっている。
(道・道教委 2017-04-24付)
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