道教委―子ども・地域サポート事業 保護者等が主体的に実施 望ましい生活習慣定着に向け(道・道教委 2017-04-26付)
道教委は本年度から三ヵ年計画で、「子ども・地域サポート事業」推進事業に取り組む。保護者をはじめとする地域住民が、子どもたちの望ましい生活習慣定着に向けた「子ども・地域サポート事業」を主体的に企画・実施するもの。各年度約六十市町村、三年間で百七十八市町村で行う。各市町村教委は、①「地域指導者研修会(事前研修)」の開催(企画)②事前研修参加者が主体となって、事業を実施(実践)③「地域指導者研修会(事後研修)」の開催(検証)―の三段階で取組を進める。二年目以降は、全道フォーラムを開き、事業の成果普及を図る。
同事業は、「子ども・地域生活習慣向上プロジェクト事業」の一環。保護者をはじめとする地域住民が、主体的に取組を企画・実施することで、子どもたちの多様な学びや体験活動に対する意識を高め、望ましい生活習慣定着に向けた取組の推進を図るもの。
事業期間は二十九年度から三十一年度までの三ヵ年。
各年度に約六十市町村、三年間で札幌市を除く全道百七十八市町村で、地域住民の参画のもと、望ましい生活習慣定着のための「子ども・地域サポート事業」を行う。
事業承認を受けた各市町村は、企画・実践・検証の三段階で事業を実施する。
企画段階では、PTAや自治会、子ども会など青少年の健全育成にかかわる団体やNPO、子どもたちの健全育成に関心のある住民などを対象に、「地域指導者研修会(事前研修)」を開催。企画事業プログラムの作成、講師による先進事例の紹介、子どもの生活習慣の現状に関する確認などを行い、それらを参考に、「子ども・地域サポート事業」を企画する。
実践段階では、事前研修参加者が主体となり、「子ども・地域サポート事業」を実施。子どもや地域の実態に即した、望ましい生活習慣定着のため、早寝、早起き、食事、あいさつ、仲間づくり、地域の産業、文化、風習といった体験活動などを行う。
検証段階では、事業の運営に携わった人を対象に、「地域指導者研修会(事後研修)」を開催。企画・運営の成果や課題を把握するほか、今後の取組内容を検討する。
道教委は、各教育局社会教育指導班や道立青少年教育施設職員、市町村教委職員などで構成する「子ども・地域生活習慣向上プロジェクト事業推進協議会」を年二回開催。各市町村事業の運営支援や指導助言に当たる。
また、二年目となる三十年度以降は、「子ども・地域サポート事業全道フォーラム」を開き、各地域の取組内容に関する交流・討議などを通して、事業成果の普及を図る。
これらを通し、地域の特色を生かした継続的な取組によって、子どもの望ましい生活習慣定着を目指す。
本年度の実施市町村は、後日決定する。
(道・道教委 2017-04-26付)
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