本道ゆかりの偉人紹介 小学校高学年用の道徳教材作成―道教委
(道・道教委 2017-05-25付)

道教委北海道版道徳教材
本道の歴史、文化の創造に貢献した16人を掲載

 道教委は、小学校高学年向けの北海道版道徳教材『きた ものがたり~北海道の先人の生き方に学ぶ』を作成し、道教委ウェブページに掲載した。松浦武四郎、新渡戸稲造、三浦綾子など、北海道の歴史、文化の創造に貢献した十六人の足跡を紹介。道教委では、道徳以外にも社会科、総合的な学習の時間などで幅広く活用するよう呼びかけており、「ふるさと北海道への誇りと愛着を育む教育活動の充実を図ってほしい」と期待している。

 道教委は二十八年度、文部科学省委託「道徳教育の抜本的改善・充実にかかる支援事業」の一環として、道徳教育推進教師、各教育局道徳教育担当主事、市町村教委指導主事などを委員とする「道徳教育推進教師等研究協議会」を開催。ふるさと北海道への郷土愛を育むため、北海道にゆかりのある偉人や著名人などを対象とした道独自の道徳教材『きた ものがたり~北海道の先人の生き方に学ぶ』の作成を進めてきた。

 同教材では、北海道の名付け親にもなった松浦武四郎をはじめ、国際連盟の事務次長として世界平和に尽力した新渡戸稲造、北海道を題材とする小説などを書き続けた三浦綾子など、札幌市および全道十四管内にゆかりのある十六人を紹介。同資料は、道教委義務教育課ウェブページに掲載しており、道内の市町村立図書館にも冊子で配布する予定。

 また、道教委は本年度中に中学生用の道徳教材を作成する。

 道教委は各学校に対し、「道徳の時間はもとより、社会科や総合的な学習の時間等で幅広く活用し、ふるさと北海道への誇りと愛着を育む教育活動の充実を図ってほしい」と求めている。

 また、ことし三月に公布された、道民としての誇りを育む「北海道みんなの日条例」の趣旨を踏まえ、「北海道みんなの日(七月十七日)」を含む七月に、同教材を積極的に活用するよう呼びかけている。

(道・道教委 2017-05-25付)

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