【解説】インターンシップの実施状況
(解説 2017-07-21付)

 文部科学省が先に公表した「二十七年度大学等におけるインターンシップ実施状況」の調査結果によると、全体の二割に当たる約六十三万人の大学生・大学院生がインターンシップに参加し、七四・三%の大学がインターンシップを単位認定している。

 調査は昨年八~九月、大学七百八十二校(学部七百五十八校、大学院六百二十六校)、短期大学三百四十三校、高等専門学校五十七校を対象に実施。回答率は九五・三%。

 学生のインターンシップ参加状況を把握・関与している大学は九三・四%に当たる七百三十校。前年度に比べ十校、二・〇ポイント減少。学部生・大学院生の二二・五%に当たる六十三万一千九百三十九人が参加した。

 七四・三%に当たる五百八十一校がインターンシップを単位認定。前年度より十五校、一・四ポイント増加した。国公私立別では、国立大学・大学院の実施率(九五・三%)が最も高かった。

 単位認定されるインターンシップに参加した学部生・大学院生は二〇・七%に当たる五十八万六百九十六人で、そのうち、特定の資格取得に関係しないインターンシップに参加した学部生・大学院生は三・一%の八万六千二百四十八人。前年度に比べ一万四千百九十五人、〇・五ポイント増加。国公私立別では、公立大学・大学院の参加率(三八・八%)が最も高い。

 単位認定を行うインターンシップの状況をみると、実施学年は、「学部三年」「修士一年」「短大一年」「高専四年」、実施時期・期間は、各学校種とも「八月・九月(夏季休暇期間中)」・「二週間未満」、単位数は大学(学部・大学院)、短大では二単位、高専では一単位、必修・選択別では、各学校種とも選択がそれぞれ最も多かった。

(解説 2017-07-21付)

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