【解説】本道人口19年連続減
(解説 2017-07-28付)

 総務省がまとめた住民基本台帳に基づく人口動態調査(二十九年一月一日現在)によると、本道の日本人住民の人口は、二十八年比三万三千五百九十三人減の五百三十四万二千六百十八人で、十九年連続で減少した。

 全国の日本人住民は、三十万八千八十四人減の一億二千五百五十八万三千六百五十八人。二十一年をピークに八年連続で減少しており、現行調査開始(昭和四十三年)以降最大の減少数となった。

 出生者数は調査開始(五十四年度)以降最少の九十八万一千二百二人の一方で、死亡者数は最多の百三十万九千五百十五人。三十二万八千三百十三人の自然減で、十年連続の減少となり、調査開始以降最大の自然減少数となった。

 全国人口に占める年少人口(十五歳未満)の割合は一二・六九%で、調査開始(六年)以降毎年減少。一方、老年人口(六十五歳以上)は毎年増加しており、二七・一七%と、年少人口の二倍以上となっている。

 全国四十七都道府県で、人口が増加したのは、東京都など六都県。人口増加数・率ともに東京都がトップだった。

 一方、人口減少数が最も多いのは、本道の三万三千五百九十三人減。自然減少数も同様に、本道の二万六千七百四十六人減が全国最大だった。

 年少人口の割合も、本道は一一・三一%で、全国で三番目に低かった。

 市区町村別では、函館市が三千百五十九人減と、全国の市区で四番目の減少数。減少率は、夕張市の四・〇四%減が市区で最大だった。

 外国人住民は、全国で十四万八千九百五十九人、六・八五%増加。四十七都道府県すべてで増え、本道の増加率は、全国二番目の一二・七六%。増加数で倶知安町、増加率で乙部町が全国の町村で最も伸びた。

(解説 2017-07-28付)

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