【解説】6月末の少年非行等概況―道警(解説 2017-07-31付)
道警本部は、ことし六月末における「少年非行等の概況」をまとめた。検挙・補導された非行少年は、六月末時点で五百九十七人(うち女子百十二人)。前年同期比七十二人、一三・七%増加した。
内訳は、刑法犯が八十一人、一八・一%増の五百二十八人(うち女子九十五人)、特別法犯が九人、一一・五%減の六十九人(うち女子十七人)。
非行少年に該当しないが、飲酒や喫煙、深夜はいかいなどをしている不良行為少年は、百十四人、二・〇%減の五千五百九十人(うち女子一千五百四十五人)だった。
刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が七十五人増の三百四十七人で、全体の六五・七%を占める。その手口別では、万引が八十人増の二百七十一人、七八・一%と最も高い割合となった。
学識別では、中学生が十四人増の百四十六人、二七・七%、高校生が三人増の百二十七人、二四・一%、小学生が四十五人増の百二十四人、二三・五%などとなっている。
特別法犯少年の内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法が十四人減の二十二人、売春防止法が五人増の九人、道育成条例が一人減の六人、不正アクセス禁止法が一人減の四人など。
少年の福祉を害する福祉犯の検挙人員は三十三人増の百五十七人。内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法が十人増の七十人、道育成条例が二十三人増の六十四人、児童福祉法が四人増の十一人など。
福祉犯の被害に遭った少年は三十一人増の百六人。このうち、児童生徒学生は九十人で、全体の八四・九%を占めた。
出会い系サイトとコミュニティサイトの利用によって福祉犯の被害を受けた少年は五十二人で、前年よりも二十二人増加した。
(解説 2017-07-31付)
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