【解説】子ども未来づくり道計画
(解説 2017-08-04付)

 道は、第三期「北の大地☆子ども未来づくり北海道計画」(二十七~三十一年度)の二十八年度推進状況を取りまとめた。

 重点施策目標「未婚化・晩婚化への対応」についての取組では、大学生や企業の若者などを対象に、妊娠・出産や子育て支援、若者の自立などの理解の促進、自分の将来を考える機会の提供のため、次世代教育に取り組むこととしている。

 二十八年度は百十九ヵ所(大学十四校、高校七十八校、中学校十二校、企業十一事業所、その他四ヵ所)で行い、六千八百八十七人が受講した。

 大学については、三十一年度までの五年間で延べ百二十校で実施することが目標値。二十八年度に十四校で実施したことから、二十七年度の二十校と合わせた実施校数は延べ三十四校となった。

 重点施策目標「子どもの安全・安心の確保」では、家庭での養育に恵まれない子どもに対し、児童養護施設等における小規模グループケアの導入や地域分散化、親やファミリーホームへの委託を進め、できる限り家庭的な環境のもとでの養育を推進することとしている。

 国の方針を踏まえ、四十一年度までに、児童養護施設等の本体施設が三七・五%、小規模グループケア・地域小規模児童養護施設が二八・八%、里親・ファミリーホームが三三・七%と、割合を約三分の一ずつにすることを目指す。

 三十一年度までの前半五年間の目標値はそれぞれ六六・四%、七・五%、二六・一%。それに対し、二十八年度実績はそれぞれ六八・六%、四・九%、二六・五%だった。

 道は、児童養護施設等の子どもたちが家庭的な環境で暮らせるよう、施設の小規模化を引き続き計画的に推進するほか、退所する子どもたちの自立に向けた支援に努めるとしている。

(解説 2017-08-04付)

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