【解説】林文部科学大臣が就任(解説 2017-08-08付)
第三次安倍第三次改造内閣が三日に発足し、文部科学大臣に林芳正元農林水産大臣が就任した。
林文科大臣は、三日に就任会見に臨み抱負などを述べたほか、同日と翌四日の大臣会見でも、文部科学行政に対する考え方などにふれた。
抱負としては「文部科学省は教育、科学技術、スポーツ、文化と大変幅広く、大事な領域をカバーしている。それぞれの分野で、しっかりと政策を進めていかなければならない」と述べた。
併せて「文部科学行政に対する国民の信頼が大きく失われてきている状況にある」ことを踏まえ「職員ともしっかりと意思疎通を図りながら、一層丁寧な説明に心がけ、信頼を一つずつ取り戻していく」との考えを示した。
また、教育は「将来に対する国としての大事な投資」と位置付け、丁寧な仕事に心がける姿勢を打ち出した。
教員の長時間労働については「ほぼ過労死水準に近いような状況であると聞き、看過できない深刻な状況」との認識を示し「中央教育審議会で意見をいただいて年内に整理し、議論を取りまとめていきたい」と述べた。
教育の無償化については一般論として「家庭の経済事情に左右されずに、希望する質の高い教育を受けることが重要」ということを前提として挙げ「必要な財源をしっかりと確保しなければならない」とした。
また、スポーツについて「健全な体づくりのためにも、チームワークやスポーツマンシップを養っていくためにも大事。しっかりと施策を充実させ、サポートしていけたら」。文化については「どのように伝統的な文化を守りながら、新しい文化を創造していくのかは、大変大事な課題。しっかりと施策を行っていきたい」と述べた。
(解説 2017-08-08付)
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