【解説】望ましい生活習慣の定着

（解説 2017-08-14付）

　道子どもの生活習慣づくり実行委員会は「ネット利用も含めた望ましい生活習慣の定着に関する取組状況」調査結果（三月三十一日現在）を取りまとめた。前年同期と比較して、市町村、学校ともに「ノーゲームデー」やルールづくりの取組が広がっていることが明らかになった。

　道内の市町村教委、公私立学校（小・中学校、義務教育学校、中等教育学校、高校、特別支援学校）を対象に、悉皆調査を行った。

　調査結果をみると、ネット利用も含めた望ましい生活習慣の定着に向けた取組は、市町村で一〇〇％、学校で九九・五％が実施（予定も含む）。市町村は増減なし、学校は〇・四ポイントアップした。

　「どさんこアウトメディアプロジェクト」では、具体的なアクションの一つとして「ノーゲームデー」に取り組んでいる。毎月第一・第三日曜日を「ノーゲームデー」に設定。望ましいネット利用に向け、大人も子どももゲームから離れ、家族の団らんや体験活動、読書活動を進めるほか、各家庭でのルールづくりを促進するもの。

　この「ノーゲームデー」の推奨や、それに類する独自の取組は、九三・三％の市町村が「取り組んでいる」「次年度に取り組む予定」。学校では、七三・二％が「取り組んでいる」「取り組む予定」と回答した。市町村で一・七ポイント、学校で一・一ポイント増加した。校種別では、小・中学校の割合が七六・八％と、最も高かった。

　ネット（スマートフォン、ゲームなど含む）利用に関するルールづくりは、八四・四％の市町村、八四・二％の学校が「取り組んでいる」「取り組む予定」と回答した。市町村で一・二ポイント、学校で一・六ポイントアップした。校種別では、高校の割合が八九・五％と最も高かった。

(解説 2017-08-14付)