【解説】７月末の少年非行等概況―道警

（解説 2017-08-25付）

　道警本部は、ことし七月末における「少年非行等の概況」をまとめた。

　検挙・補導された非行少年は六百八十六人（うち女子百二十二人）で、対前年同期比四十五人、七・〇％増加した。

　内訳は、刑法犯が六十四人、一一・八％増の六百七人（うち女子百三人）、特別法犯が十八人、一八・六％減の七十九人（うち女子十九人）。

　非行少年に該当しないが、飲酒や喫煙、深夜はいかいなどをしている不良行為少年は二百三人、二・六％増の七千九百七十二人（うち女子二千百二十六人）だった。

　刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が三百九十三人で、全体の六四・七％。その手口別では、万引が六十八人増の三百人で、七六・三％と最も高い割合を占めた。

　学識別では、中学生が十三人増の百六十三人、二六・九％、高校生が十人減の百四十九人、二四・五％、小学生が四十四人増の百四十人、二三・一％などとなっている。

　特別法犯少年の内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法が十六人減の二十三人、売春防止法が五人増の十人、道育成条例が三人減の八人、不正アクセス禁止法が増減なしの六人など。

　薬物乱用少年は二人で、二人、五〇・〇％減少。

　少年の福祉を害する福祉犯の検挙人員は二十二人、一四・二％増の百七十七人。

　内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法が七人増の七十七人、道育成条例が十九人増の七十三人、児童福祉法が四人増の十二人など。

　福祉犯の被害少年は百二十一人。このうち、児童生徒学生は百一人で、全体の八三・五％を占めた。

　出会い系サイトとコミュニティサイトの利用に起因する福祉犯の被害少年は六十二人で、二十人、四七・六％増加した。

(解説 2017-08-25付)