【解説】札幌を除く学力等調査結果

（解説 2017-08-29付）

　本年度の全国学力・学習状況調査で、文部科学省は、政令指定都市を除く都道府県の調査結果を初めて公表した。それを受け、道教委は、北海道全体の調査結果に加え、札幌市を除いた北海道の調査結果を公表した。

　札幌市を除く調査実施学校数は、小学校が七百六十九校（実施率九一・五％）、中学校が四百六十校（同九二・四％）、合計一千二百二十九校（同九一・九％）。児童生徒数は、小学校が二万一千八百九十五人、中学校が二万三千二百九十七人、合計四万五千百九十二人。

　教科に関する調査結果を小数値でみると、小学校は、国語Ａが七三・四％、国語Ｂが五五・四％、算数Ａが七七・一％、算数Ｂが四二・二％。中学校は、国語Ａが七五・四％、国語Ｂが七〇・四％、数学Ａが六二・六％、数学Ｂが四五・五％。

　一方、質問紙調査結果をみると、自分で計画を立て、家で勉強を「している」「どちらかといえばしている」児童生徒の割合は、小学校が六六・三％、中学校が五一・九％。札幌市を含む北海道全体よりも、小学校で〇・九ポイント、中学校で〇・七ポイント高い。また、全国と比べ、小学校で一・八ポイント、中学校で〇・四ポイント高い。

　授業で目標を示す活動を「よく行った」学校は、小学校が七八・五％、中学校が六九・六％。北海道全体より、小学校で六・六ポイント、中学校で七・七ポイント高く、全国と比べても、小学校で四・三ポイント、中学校で四・二ポイント高い。

　授業の最後に振り返りの活動を計画的に「よく行った」学校は、小学校が六〇・六％、中学校が五四・八％。北海道全体より、小学校で五・〇ポイント、中学校で六・七ポイント高く、全国と比較しても、小学校で八・一ポイント、中学校で一一・六ポイント高かった。

(解説 2017-08-29付)