日農ク道連盟全道意見発表大会 3人が全国への切符獲得 真狩、別海、ニセコのクラブ員(関係団体 2017-08-29付)
分野Ⅲ類で最優秀賞に輝いたニセコ高の齊藤さん
【旭川発】日本学校農業クラブ道連盟は二十一日から二日間、旭川農業高校で第三十七回全道意見発表大会を開いた。全道から十二校十八人が出場。三分野に分かれて、身近な問題や将来の夢などを発表した。審査の結果、Ⅰ類で毛利奈々さん(真狩高校)、Ⅱ類で守屋美紅さん(別海高校)、Ⅲ類で齊藤美空さん(ニセコ高校)が最優秀賞に輝き、十月二十四~二十六日に開かれる全国大会への出場を決めた。
大会のスローガンは「大雪山のもと、私たちの意見(こえ)は北海道農業の未来(あす)を創る」。出場者たちはⅠ類「生産・流通・経営」、Ⅱ類「開発・保全・創造」、Ⅲ類「ヒューマンサービス」の三分野でそれぞれ意見を発表。
今回、旭川農業高校、名寄産業高校、別海高校、美幌高校、東藻琴高校、士幌高校、帯広農業高校、倶知安農業高校、ニセコ高校、静内農業高校、真狩高校、留寿都高校の十二校から十八人が出場。
初日の開会式では、日本学校農業クラブ道連盟の村岡菫会長と廣瀨之彦代表(旭川農業高校長)があいさつ。村岡会長は「皆さんの成長につながることを願っている」、廣瀨代表は「日ごろの練習の成果を十分に発揮して」と呼びかけた。
続いて、来賓の日本学校農業クラブ道連盟OBの星秀隆会長が「実りある大会にしてほしい」と述べた。
総審査長を務める上川総合振興局上川農業改良普及センターの福谷洋一所長は「自分の思いを悔いのないよう発表してほしい」と求めた。
このあと、二日間にわたる大会がスタート。出場者は、身近な問題や将来のことについて、日ごろから感じていること、考えていることなどを発表した。
審査の結果、各分野から最優秀賞一人、優秀賞二人を決定した。最優秀賞に輝いた三人は、十月二十四~二十六日に開催される第六十八回日本学校農業クラブ全国大会岡山大会への出場の切符を手にした。
最優秀賞、優秀賞はつぎのとおり。=敬称略=
【Ⅰ類】
▼最優秀賞
▽「農業が教えてくれたこと」=毛利奈々(真狩高農芸科学科三年)
▼優秀賞
▽「全国の仲間はそれぞれの道へ、〝俺は農業をやる〟」=石川匠(美幌高生活環境科学科三年)
▽「四代目の経営構想~ジャガイモと和牛の広がる矢野目農場を目指して」=矢野目美里(倶知安農業高生産科学科三年)
【Ⅱ類】
▼最優秀賞
▽「姉妹で彩る別海チーズ」=守屋美紅(別海高酪農経営科三年)
▼優秀賞
▽「士幌高校のカシワ林を全国へ!」=半場誠人(士幌高フードシステム科三年)
▽「製品に想いをのせて」=村岡菫(旭川農業高食品科学科三年)
【Ⅲ類】
▼最優秀賞
▽「Nisekoはラベンダーの町~繋がり、広がるラベンダー」=齊藤未空(ニセコ高緑地観光科三年)
▼優秀賞
▽「馬文化を次世代へ~馬で町の活性化を目指して」=澤瀬大貴(静内農業高生産科学科三年)
▽「廃棄物を活用した新しい十勝の食文化の創造~ピニトールを配合した商品開発をとおして」=村田千佳(帯広農業高食品科学科三年)
(関係団体 2017-08-29付)
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