札幌市立高校総合文化体育大会　文化８種目、体育１３種目　学校の枠超え交流深める　

（市町村 2017-08-30付）

文化の部は、札幌旭丘高チアリーディング部の演技でスタート

　札幌市立高校・特別支援学校長会（武内達也会長）は二十五日、第三十六回札幌市立高校総合文化体育大会を開いた。文化の部では札幌市教育文化会館を会場に八種目の発表を行ったほか、体育の部では円山球場や円山陸上競技場などで十三種目の競技を実施。生徒たちは日ごろの学習の成果を発揮し、学校の枠を超えて交流を深めた。

　同大会は、互いの信頼と友情の絆を深めるとともに、各校における部活動などの活性化を目指して実施するもので、札幌市教委が共催。ことしは文化の部に七百六十六人、体育の部に二千百三十人が参加した。

　開会式では、昨年度の優勝旗・優勝杯返還に引き続き、武内会長があいさつ。「普段の練習の成果を遺憾なく発揮し、友情の輪を広げるとともに、競技者・演技者を心からたたえてほしい」と呼びかけた。

　来賓あいさつに立った札幌市教委の大友裕之教育次長は、大会について「全国的にも例のない、意義深い取組で大変素晴らしい」と強調。「この大会を皆さんの手によって大いに盛り上げるとともに、後輩たちに継承し、今後も末永く発展させていくことを願っている」と述べた。

　文化の部第一部は、札幌旭丘高校チアリーディング部の演技でスタート。続いて市立札幌大通高校和太鼓・伝統芸能部が和太鼓を演奏したあと、外国文化を探究する同校遊語部が七つの言語での合唱などを行った。また、札幌新川高校ダンス部が演技したほか、各校の放送局員が「わたしと小鳥とすずと」の朗読などを実施。各校の合唱部や吹奏楽部などは「ＤＵＯ　ＳＥＲＡＰＨＩＭ」「マーチ・シャイニング・ロード」などを発表した。

　第二部では、札幌新川高演劇部が、同校生徒の創作した劇「手紙」を公演した。

　体育の部は、総合優勝に札幌藻岩高校、準優勝に札幌新川高校が輝いた。男女別では男子が札幌藻岩高校、女子は札幌啓北商業高校が優勝した。

(市町村 2017-08-30付)