札幌市教委　学ぶ力の育成推進協議会　施策の充実へ意見交換

（市町村 2017-09-01付）

学ぶ力の育成に向け、意見を交換した

　札幌市教委は八月二十八日、市教委会議室で第一回札幌市学ぶ力の育成推進協議会を開いた。同会の委員らが参加。学ぶ力の育成に向け、子どもの習慣づくりや、「さっぽろっ子“学び”のススメ」の活用の在り方などについて意見を交換した。

　協議会では、さっぽろっ子学ぶ力の育成プランにおける具体的な推進施策について、意見交換を実施。市教委はその意見をもとに、施策の改善・充実に取り組むこととしている。

　冒頭、引地秀美学校教育部長があいさつ。協議会の取組や新学習指導要領の内容にふれ「今後より一層学ぶ力育成にかかる取組を充実させていく必要がある。協議会における意見を踏まえながら、より質の高い取組の充実を図っていきたい」と述べた。

　続いて、事務局が学ぶ力の概要を説明した。学ぶ力を支える三つの力「学ぶ意欲」「学んだ力」「活かす力」や、学ぶ力の育成に向けた五つのポイントを提示。調査や各種データに基づき、教育課程の編成・実施・評価・改善のＰＤＣＡサイクルを図るなど、学ぶ力育成プログラムの有効活用がカリキュラム・マネジメントにつながることを説明した。

　また、学校と家庭が一体となって子どもの学習習慣・運動習慣・生活習慣づくりを支える指針の「さっぽろっ子“学び”のススメ」について各校の取組や保護者の声などを紹介した。

　このあと、子どもの習慣づくりや、学校と家庭・地域の連携の在り方などについて意見交換。委員からは「保護者にも習慣づくりについて話し合える場を設けたらどうか」「学校から地域への情報発信が必要」などの意見が出た。

(市町村 2017-09-01付)