文科省　札幌市立小・中学校　２９年度全国学力・学習状況調査　中学全教科で全国上回る

（市町村 2017-08-30付）

札幌市立小・中学校　各教科の平均正答率（クリックすると拡大表示されます）

　文部科学省は二十八日、二十九年度全国学力・学習状況調査結果を発表した。札幌市立の小・中学校における教科に関する調査では、平均正答率が小学校国語Ｂと算数Ｂで全国平均と同率だったほか、中学校では全教科で全国平均を上回った。札幌市教委では九月七日に行われる教育委員会会議で分析結果を公表する予定となっている。

　本年度は四月十八日に国語と算数・数学の「知識」に関するＡ問題、「活用」に関するＢ問題の調査を実施。生活習慣や学習環境などに関する児童生徒質問紙調査、学校質問紙調査も行った。

　参加人数は、小学校六年生一万三千九百七人と中学校三年生一万三千九百六十八人となっている。

　調査結果発表に当たって文科省は平均正答率について、小数点以下の微少な差異は大きなものではないとの考えから整数値で公表した。

　教科に関する調査結果をみると、札幌市の平均正答率は、小学校が国語Ａで七四％、国語Ｂで五八％、算数Ａが七八％、算数Ｂが四六％。国語Ｂと算数Ｂが全国平均と同率だった。

　中学校では国語Ａが七九％、国語Ｂが七四％、数学Ａが六六％、数学Ｂが四九％で、全科目で全国平均を上回る結果となった。

　市教委では、九月七日に行われる教育委員会会議で分析結果を公表する予定となっている。

(市町村 2017-08-30付)