稚内高定時制が職場見学会　建設業の魅力を理解

（学校 2017-08-31付）

岸壁のコンクリート舗装工事の現場を見て回る生徒たち

　【稚内発】稚内高校（元紺谷尊広校長）定時制は二十一日、市内の建設工事現場で職場見学会を実施した。一年生八人が参加。生徒たちは現場見学や測量体験などを通して、建設業の魅力の一端を感じ取った。

　同校では、一年生を対象に、ホテル業、建設業、小売業の三回の職場見学会を企画。今回の見学会はその二回目となる。

　見学会では、市内の建設業者・㈱中田組が工事を進める二現場を見学。

　はじめに、稚内港の岸壁工事の現場事務所で建設業に関する説明が行われ、業務安全推進部の泉正一課長が「建設業に携わる女性も増えてきている」「建設業で働くには施工管理技士やクレーンの免許など様々な資格が必要になる」などと説明した。

　続いて、現場の担当者から現在進めている工事内容の説明を受けたあと、現場を見学。岸壁のコンクリート舗装工事の様子を見て回った。

　現場見学のあと、同社が新たに建造した起重機船「第２１中田号」および「第２８英丸」に乗船した。

　また、つぎの街路工事の現場では、現場見学のほか、建設機械の体験試乗や測量体験も行った。

　泉課長は「実際に建設業の仕事を間近で見て、まずは興味をもってほしい。そこから、建設業を将来の選択肢の一つとして考えるようになってくれれば」と話した。

　鎌本光司教頭は「実際に仕事を見て先入観を払しょくし、仕事に対するイメージを膨らませてほしい」と語っていた。

(学校 2017-08-31付)