北見工業高が現場見学会に参加　建設業への理解深める　建築・道路工事等じかに

（学校 2017-09-01付）

担当者から工事概要の説明を受けながら３現場を見学した

　【網走発】北見工業高校（飯田耕一郎校長）は八月二十五日、建設科一年生を対象にした建設現場見学会に参加した。主催はオホーツク総合振興局網走建設管理部と網走建設業協会。北見市内で行われている建築、道路、河川の各工事現場を見て回り、建設業の仕事内容について理解を深めた。

　建設技術への理解を深めるとともに、今後の学習に役立てることが目的。建設科一年生四十人が参加し、同部の米山晋司地域調整係長、網走建協労務委員の佐々木幸二水元建設㈱社長、森光弘㈱中川組社長らが同行した。

　当日は同校玄関前で出発式を行い、米山地域調整係長が「普段見ることのできない工事中の現場で、施設がどのように出来上がるのか理解してほしい」とあいさつ。続いて、佐々木社長が、同協会の活動内容を紹介するとともに、「見学会では、大きな建築物や土木構造物などをよく見て、現場を肌で感じてほしい。今後の進学や就職の参考にしてもらいたい」と呼びかけた。また、北見工業高の飯田校長は「皆さんは将来、建築・土木関係という重要で人のためになる仕事に就くことを頭に入れ、しっかり学んでほしい」、生徒を代表してあいさつした井上翼君は「貴重な機会なので、しっかり勉強したい」と抱負を述べた。

　このあと一行はバスに乗り込み、最初の見学先である北見市道営住宅新築工事の現場に移動。現場代理人から工事の内容や工程などの説明を受けたあと、建物内部を見学。生徒たちは、幅の狭い足場に注意しながらも、興味津々といった様子で生の現場に見入っていた。

　このほか、小石川広域河川改修工事と３・５・５１川東通改築工事（橋梁工）の二現場を見学。地域住民の安全で快適な暮らしを支える公共事業と建設業の仕事の内容について理解を深めた。

(学校 2017-09-01付)