下川小がサンルダム現場説明会に参加　建設業・自然環境を学ぶ　重機試乗やドローン操作など

（学校 2017-09-04付）

社員の指導のもと建設機械に試乗する児童

　【旭川発】下川町立下川小学校（鈴木豊校長）の四年生二十二人は八月二十三日、地元建設業の㈱谷組（谷博之社長）が主催する「ほんわか教室」（サンルダム現場説明会）に参加した。サンル川河川敷でダム建設の目的などについて学習したほか、建設機械の試乗やドローン操作を体験。また、ヤマメの稚魚一千匹を放流するなど、楽しみながら建設業と自然環境のかかわりについて学んだ。

　同社は、地域貢献プロジェクトチームを組織し、地域の美化活動の推進や地元の学校を対象とした教育サポートに取り組んでいる。

　その一環として実施した同取組は、建設工事への理解と地域との交流を図り、良好な生活環境の形成につなげることが目的。ことしで十一年目を迎える。四年生二十二人のほか同校教諭三人が参加した。

　当日、ダム付近の駐車帯で、同社の村上龍一総務課長がサンルダム建設の目的について、完成予想図をもとに説明した。

　続いて、児童は下流に移動し四班に分かれバックホーの試乗や測量機器を使った計測、ドローン操作を体験。また、ドローンでクラス全員の記念撮影も実施した。このほか、自然環境の大切さを学ぶため、サンル川へヤマメの稚魚一千匹を放流。児童は楽しみながら建設業と自然環境のかかわりについて理解を深めていた。

　同社の山口司専務は「我々の伝えた知恵が、いずれ児童の役に立つよう願っている。今後も微力ながら地域の活性化や学校教育のお手伝いに貢献していきたい」と述べていた。

(学校 2017-09-04付)