〝私らしい住まい〟を設計 札幌工業高定時制生徒が道建築士会の出張講座受講(学校 2017-09-05付)
2グループに分かれて実習を行った
札幌工業高校(猪股康行校長)定時制生徒が八月三十一日、同校で道建築士会札幌支部(長谷川敏文支部長)の住教育出張講座を受講した。マンションに一人暮らしするという想定で、住みやすさや安全・安心に考慮した部屋の間取りづくりに臨んだ。
道建築士会では、北海道らしい「豊かな住環境」のある生活を実現するため、暮らしや住まいへの関心をもち、自ら考え、イメージやビジョンをもった子どもを育てる住教育を推進。高校へ建築士を派遣し、独自に開発したプログラムを活用して、生徒に住まい方を、また、教員には住教育の手法を提供する住教育出張講座に取り組んでいる。
札幌工業高定時制は、外部講師から学べる貴重な機会になることから、今回、出張講座を依頼し、初めて実施することとなった。
建築学科四年生八人が受講。生徒たちは、課題研究で住宅の自由設計に取り組んでおり、その一環として行った。
講座のテーマは「〝私らしい住まい〟の設計~初めての一人暮らし」。
道建築士会理事の工藤美智子氏、㈱七彩空間代表取締役の住田協子氏などが指導に当たった。
まず、講義を行い、収納や住民の生活動作に必要な寸法、採光と換気など、設計上の留意点を解説した。
続いて、二グループに分かれて実習に入った。
実習では、自分がマンションに一人暮らしをすると想定。「駅から徒歩五分」「ショッピングセンターが近くにある」「八階建て」など、条件の異なる三種類のマンションの中から、どのマンションの何階に住むのかを選択し、部屋の間取りを考えた。
自分の職業や趣味などライフスタイルをイメージしながら作業を進め、完成した間取りを発表した。
(学校 2017-09-05付)
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