倶知安高・倶知安農業高　倶知安町と協定を締結　避難所等指定にかかわり

（学校 2017-09-04付）

協定書を手にする西江町長（左）、武田校長（中）、伊與部校長（右）

　【倶知安発】倶知安町と倶知安高校（武田久校長）、倶知安農業高校（伊與部明校長）は八月二十五日、倶知安町役場で「避難所等の指定にかかる協定」の締結式を行った。西江栄二町長と武田校長、伊與部校長が署名し、協定書を取り交わした。

　協定は、災害発生時において倶知安町が倶知安高、倶知安農業高の管理する施設の一部を避難所・避難場所として利用することが目的。協定締結によって、有事における避難先の確保、避難者の生活の安定が図られることになる。

　締結式当日は、武田校長、伊與部校長が来庁。役場幹部が見守る中、署名を行い、協定書を取り交わした。

　式後、西江町長は「近年、全国各地で甚大な自然災害が発生しており、町としても有事に備えた対策に万全を期している」とした上で、両校との協定締結によって、有事の際のさらなる体制強化が図られることに期待を寄せた。

　武田校長は「本校生徒の六割強が町外から通学している。万一のときには遠距離の生徒の安心にもつながる」、伊與部校長は「災害が発生した場合は、地域と一体となった取組を行いたい」とし、協力を誓った。

(学校 2017-09-04付)