サイパル・道北若力会が体験イベント　ドローン玩具の操作に歓声　楽しみながら測量学ぶ

（学校 2017-09-01付）

会員の丁寧な説明に従い、ドローンの玩具を操作する児童

　【旭川発】旭川市科学館サイパルと上川調査設計協会道北若力会（田上和広会長）は八月二十日、同館で小学生を対象とした測量・ドローン体験学習イベントを開いた。多くの親子連れが来場。測量機械やドローンの玩具を操作したほか、クイズなどで楽しみながら測量について学んだ。

　同会では、小学生や保護者に測量に対する関心や理解を深めてもらい業界のイメージアップを図るため、二十七年度から同館で体験学習イベントを実施。今回から、この取組が科学に対する興味の喚起につながると考えた同館と共催で行うこととした。

　会場には、測量機械、ＵＡＶのコーナーや、伊能忠敬の功績や生涯を交えて測量についてクイズ形式で学ぶ学習コーナー、歩測コーナー、展示コーナーなどを設置。多くの来場者が足を運び、測量について楽しく学んだ。

　今回、新たに設けたドローンの玩具の操作体験では、保護者が見守る中、児童は「楽しい！」「すごい！」と大喜びしながら、笑顔で機体を動かしていた。ドローンの飛行実演では、高く飛び上がる機体を眺め歓声を上げていた。

　さらに、すべてのコーナーを体験した児童には、同会が修了証と記念品を贈呈した。

　参加した児童の一人は「測量を楽しく学ぶことができた」と振り返っていた。

　田上会長は「親子で楽しみながら少しでも測量について知ってほしい。来年もまた続けていきたい」、また、サイパルの伊藤豊館長は「科学館としてもこうした活動はありがたい限り」と同会の取組に感謝。「普段なかなか見ることのないドローンや測量機械にふれることで、測量ひいては科学に対する理解を深めてもらえたら」と話していた。

(学校 2017-09-01付)