東川町教委「インターナショナルクラブ」　東川中生徒ら国際理解深化　チャイナ服の試着楽しむ

（市町村 2017-09-19付）

チャイナドレスを試着する生徒

　【旭川発】東川町教委は十二日、生徒の国際理解を図るため本年度立ち上げた東川インターナショナルクラブを東川町立東川中学校で開いた。年間を通して国際教育を進めるため、様々な国の文化などについて学ぶ取組で、今回、町内在住の国際交流員（ＣＩＲ）を講師に招き、「中国」をテーマに実施。東川中の生徒らは、歴史や文化などについて理解を深めるとともに、チャイナドレスの試着体験などを楽しんだ。

　インターナショナルクラブは、東川町教委が町の国際教育の促進を図り、生徒たちに授業以外でも国際理解や多文化理解の場を提供するため立ち上げたもの。毎月二～三回程度の活動を予定。ＡＬＴやＣＩＲなどで町に滞在している外国人を講師として、様々な国をテーマにプレゼンテーションで紹介したり、体験活動を行ったりして生徒たちと交流している。

　この日、中学一～三年生のほか、ＡＬＴやＣＩＲなどで東川町に滞在している外国人十四人が参加。講師を務めたＣＩＲが「中国」についてプレゼン。人口や民族、ネットショッピングの利用者数などについて地区別に説明したほか、中国の歴史や文化についても紹介した。

　中で、「広州では猫と蛇を食べる文化があり、猫は虎、蛇は龍に似ていることから縁起のよい料理として振る舞われる」との話に、生徒たちは驚きの声を上げていた。

　このあと、生徒たちはチャイナドレスの試着やゲームなどを行い、交流を楽しんだ。

　参加した生徒は「中国の歴史をたくさん学べてよかった」「チャイナ服を着ることができてうれしかった」などと話していた。

(市町村 2017-09-19付)