朝学習の時間など活用 指導計画例を各校に配布―旭川市教委パワー60(市町村 2017-09-21付)
【旭川発】旭川市教委は、児童の学習効果がより一層高まることを期待し、六十分授業「パワー60(ろくまる)」を考案した。
十五分の「朝学習」の時間などを活用して、授業の四十五分と合わせて六十分授業を実施するもの。外国語活動・外国語科の授業時数増に対応する方策として「旭川方式」にも挙げている。
具体的には、六十分授業を三回行うことで一コマ分の時数が確保できる。例えば、年四十二週として、週に二回、六十分授業を組み込むと「十五分×二コマ×四十二週÷四十五分」で〝二十八コマ分〟を計画することができる。
また、これは単に、時数を生み出すだけではなく、練習問題に取り組んで学習内容の定着を図ったり、関連する内容について扱い、理解を深めさせるなど、カリキュラム・マネジメントの工夫の一つとしてとらえている。
市教委は、外国語科だけではなく、「パワー60」によって学習効果が高まることが考えられる他教科にも活用することを想定している。
現在、市教委は四年生の体育、五年生の国語・書写・外国語、六年生の算数における「パワー60」を使った単元配当表や単元指導計画例、本時例を作成。市内の各小学校に配布して周知を図っている。
(市町村 2017-09-21付)
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