冬季スポーツ割引クーポン配布事業―札幌市　利用可能なスキー場拡充　小３対象、１２月上旬にも配布

（市町村 2017-09-25付）

　札幌市スポーツ局は、市内小学校三年生を対象に配布する、スキー場などを利用する際の割引クーポン券について、本年度はクーポン券を利用できるスキー場を増やした。児童の体力向上やウインタースポーツ振興に向けた取組の一環で、冬期休業中における運動の促進を図るもの。クーポン券は十二月上旬の配布を見込んでいる。

　スポーツ局では、市内六校の児童六百二十三人を対象にアンケート調査を実施。「スキー学習以外でスキー場に行ったことのある」と答えた児童は八一・五％、「スケート場に行ったことがある」と答えた児童は四四・五％だった。

　アンケートの結果から児童の体力向上やウインタースポーツ振興に向けた取組の一環として、昨年度から「さっぽろっ子ウインタースポーツ料金助成事業」を開始。スキー学習が始まる小学校三年生を対象に、スキー場を利用する際のリフト料金やスケート場を利用する際の貸靴料金の割引クーポンを配布している。

　割引券は、札幌国際スキー場や札幌藻岩山スキー場など市内六ヵ所のスキー場で利用できるもの。しかし、厚別区や清田区などの児童は北広島市のダイナスティスキーリゾートを利用することが多いため、今回から同リゾートも対象とした。円山スケート場や星置スケート場など市内四ヵ所のスケート場でも利用できる。

　同局では今後、対象学年や活用できる施設の拡充などを検討していく。担当者は「冬休み中はスキーやスケートをする絶好の機会。ウインタースポーツを楽しんでほしい」と話している。

(市町村 2017-09-25付)