札幌市教委、札幌市立高・特校長会 市内180事業所で職場体験学習 将来に向けて考え深める(市町村 2017-09-20付)
630人の生徒が様々な仕事を体験した
札幌市教委と札幌市立高校・特別支援学校長会(武内達也会長)は十三日、市内約百八十の事業所で職場体験学習を実施した。札幌藻岩高校と札幌平岸高校の二年生合わせて約六百三十人が参加。生徒はそれぞれIT戦略体験プログラムや広告デザイン、模擬裁判などを体験し、将来の生き方や進路について考えを深めた。
市教委では、二十六年三月に策定した教育振興基本計画に基づき、将来の生き方や進路について考えさせる進路探究学習を推進。企業講話や職場体験学習、就業体験を全高校で実施している。
生徒の職業観・勤労観の育成や学習意欲を高める職場体験学習では、十三日に札幌藻岩高校と札幌平岸高校の二年生合わせて約六百三十人が約百八十の事業所を訪問。札幌旭丘高校と札幌清田高校の一年生、札幌新川高校の二年生合わせて約九百五十九人はきょう二十日に約百八十の事業所を訪問する予定となっている。
この日、様々な会場で職場体験学習を実施。このうち、市教委では「野村総合研究所によるIT戦略プログラム」「北海道広告業協会の協力による広告デザイン・CM企画」などを行った。
このうち、「野村総合研究所によるIT戦略プログラム」では生徒八人が参加した。
同所の職員が海外に拠点を置くなど、グローバルに仕事を展開していることを説明。企業理念として「未来創発―Dream up the future.」を掲げ、新しいビジネスモデルを生み出すなど、未来に向かって取り組んでいることも紹介した。
また、仕事内容として、企業や官公庁を対象に、実現したいことや悩みを一緒に考え、解決方法を提供するコンサルティングサービスや、実現したいことをコンピューターを使って協力するITソリューションサービスの二点に取り組んでいることを説明した。
続いて、SE(システムエンジニア)の職業について紹介。同社職員が大学から社会人になるまでの進路の決断のほか、システムエンジニアとしてどのように働いているかを説明。仕事の魅力として、ITを通した社会の発展など「国を支えるというところにやりがいを感じている」と語った。
このあと、IT戦略体験プログラムも行った。
(市町村 2017-09-20付)
その他の記事( 市町村)
札幌市中学校教育課程編成の手引作成委 基本的考え方など確認 教科・領域ごとに専門部会
札幌市中学校教育課程編成の手引作成委員会は十九日、市内のちえりあで総会および第一回専門部会を開いた。市教委、市内中学校から委員約百人が出席。新学習指導要領や移行措置の内容を踏まえた手引の作...(2017-09-21) 全て読む
外国語活動等の授業時数対応方針―旭川市教委 5方策組み合わせ確保 60分授業など独自の「旭川方式」
【旭川発】旭川市教委は、新学習指導要領移行期における外国語活動・外国語科の授業時数の対応方針を固めた。三十二年度からの全面実施を見据え、来年度から外国語活動三十五時間、外国語科七十時間を確...(2017-09-21) 全て読む
朝学習の時間など活用 指導計画例を各校に配布―旭川市教委パワー60
【旭川発】旭川市教委は、児童の学習効果がより一層高まることを期待し、六十分授業「パワー60(ろくまる)」を考案した。 十五分の「朝学習」の時間などを活用して、授業の四十五分と合わせて六...(2017-09-21) 全て読む
札幌市オリ・パラ教育検討会議 副教材素案で意見交換 五輪ミュージアムの視察も
札幌市スポーツ局は十一日、札幌オリンピックミュージアムで、第二回札幌市オリンピック・パラリンピック教育検討会議を開いた。会議の前に、委員がミュージアムを視察し、現在検討している「札幌オリン...(2017-09-20) 全て読む
目指す方向性など確認 教育課程編成の手引作成委第1回専門部会・小学校―札幌市
札幌市小学校教育課程編成の手引作成委員会は十五日、市内のちえりあで総会および第一回専門部会を開いた。同会の委員約百四十人が参加。三学期までの手引作成に向けて、目指す方向性などを確認した。 ...(2017-09-20) 全て読む
札幌市教委 29年度学校給食の食物アレルギー対応状況 症状あり113人増の1万6217人 除去食1258人、代替食503人
札幌市教委は二十九年度「学校給食における食物アレルギー対応の状況」をまとめた。食物アレルギー症状のある小・中学生は、前年度と比べて百十三人増の一万六千二百十七人。アレルギーの原因となる食材...(2017-09-19) 全て読む
東川町教委「インターナショナルクラブ」 東川中生徒ら国際理解深化 チャイナ服の試着楽しむ
【旭川発】東川町教委は十二日、生徒の国際理解を図るため本年度立ち上げた東川インターナショナルクラブを東川町立東川中学校で開いた。年間を通して国際教育を進めるため、様々な国の文化などについて...(2017-09-19) 全て読む
帯広市教委 小中適正規模確保等の計画原案 8校を要検討校に選定
【帯広発】帯広市教委は「市立小中学校適正規模の確保等に関する計画」の原案をまとめた。前期計画(三十~三十四年度)として、三十四年度に通常学級六学級以下の小学校と六学級未満の中学校、複式学級...(2017-09-19) 全て読む
小・中教育課程編成の手引作成へ 3学期の配布目指し作業 委員会設置、新学習指導要領に対応―札幌市教委
札幌市教委は、小学校および中学校の教育課程編成の手引を作成する委員会を立ち上げる。新学習指導要領の全面実施に当たり、学習指導要領改訂の趣旨や移行措置の内容を踏まえた教育課程の編成および実施...(2017-09-15) 全て読む
北見市教委と北見工大が連携 プログラミング教育研修会を初開催 活用イメージを膨らませる
【網走発】北見市教委と北見工業大学は六日、同大学でプログラミング教育にかかわる管理職等研修会を開いた。パソコンソフトを用いたプログラミングを体験。論理的思考力を身に付けるための学習活動につ...(2017-09-14) 全て読む