移行期間における外国語活動時数確保―後志管内各市町村　２町が７０時間実施を検討　寿都町は文科省事業の取組継続

（市町村 2017-09-13付）

　【小樽発】後志管内二十市町村における新学習指導要領移行期間の外国語活動時数確保の取り扱いについて、現段階の対応方針が本紙調査でまとまった。倶知安町と喜茂別町では、三十年度から五・六年生七十時間、三・四年生三十五時間の実施を検討している。寿都町では文部科学省の指定事業によって全面実施時並みの時数で英語教育を行っており、三十年度以降もこの取組を継続していく予定だ。また、ほかの市町村についても検討を進めている。

　倶知安町、喜茂別町では三十二年度の全面実施を見据え、来年度から全面実施時と同様の時数を確保することを検討中で、関係各所と協議を進めている。

　寿都町では文科省の外国語活動強化指定を受け、「外国語活動強化地域拠点事業」を二十六年度から展開。五・六年生で七十時間、三・四年生で三十五時間、一・二年生で二十時間の英語教育を実施している。本年度が同事業の最終年度となっているが、新学習指導要領移行期間を受け、来年度も同様の時数で取組を継続していく予定だ。

　このほかの市町村でも、導入時数や確保方法について検討を進めている。

(市町村 2017-09-13付)