【解説】８月末の少年非行等概況―道警

（解説 2017-09-27付）

　道警本部は、八月末における「少年非行等の概況」をまとめた。

　検挙・補導された非行少年は八百三人（うち女子百四十五人）で、対前年同期比八人、一・〇％増加した。

　内訳は、刑法犯少年が二十八人、四・一％増の七百十五人、特別法犯少年が二十人、一八・七％減の八十七人、ぐ犯少年が増減なしの一人。

　非行少年に該当しないが、飲酒や喫煙、深夜はいかいなどを行った不良行為少年は七百八十五人、七・四％増の一万一千四百三十五人だった。

　刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が四十二人増の四百六十六人で、全体の六五・二％。その手口別では、万引が四十四人増の三百四十五人で、七四・〇％と最も高い割合を占めた。

　同じく学職別では、中学生が四人減の百八十五人で、全体の二五・九％。次いで、小学生が四十二人増の百七十七人、二四・八％、高校生が二十六人減の百六十八人、二三・五％など。

　特別法犯少年の内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法が十四人減の二十五人、売春防止法が五人増の十人、道育成条例が三人減の九人など。

　薬物乱用少年は二人で、二人、五〇・〇％減少した。

　少年の福祉を害する福祉犯の検挙人員は、三十二人、一八・二％増の二百八人。

　内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法が九人増の九十人、道育成条例が二十三人増の八十四人など。

　福祉犯の被害少年は、二十九人増の百四十三人。うち、児童買春・児童ポルノ禁止法が六十五人、道育成条例が五十人で、いずれも十二人増。また、児童生徒学生は百十七人で、全体の八一・八％を占めた。

　出会い系サイトとコミュニティサイトの利用に起因する福祉犯の被害少年は七十一人で、二十人、三九・二％増加した。

(解説 2017-09-27付)