全道高校弁論大会―道高文連　自分の思い、熱く語る　１１月の全国大会推薦者決定

（関係団体 2017-10-18付）

出場者たちは自分の思いを熱弁した

　道高校文化連盟（阿部正行会長）は十日から十二日まで、札幌旭丘高校で第六十一回全道高校弁論大会を開いた。課題・自由の部で高校生弁士たちが、自身の体験を踏まえ熱弁を振るった。

　大会は全道の高校生に言論による意見発表の機会を与え、自己の経験、学校生活などを率直に発表することを通して、人格を錬磨し、民主主義の社会文化に貢献すること、さらに、生徒同士の親睦と相互理解を深めることを目的としている。

　競技に先立って、道高文連副会長の林恵子氏（札幌平岸高校長）があいさつ。「大会が皆さんの日ごろの成果を存分に発揮し、また多くのものを吸収し、成長することができる充実した大会になるよう祈願する」と述べた。

　競弁は二日目から行われた。課題の部では、演題「ｇｉｆｔ」に基づき、全道から集まった高校生二十人が登壇。出場者は日本の文化や地域社会について考え、学校生活を織り交ぜながら自分の考えを語っていた。

　三日目は自由の部を実施し、二十二人が発表した。

　審査の結果、笹谷梨菜さん（旭川藤女子二年）、長谷川姫花さん（旭川龍谷三年）、大塚千愛さん（札幌龍谷三年）、澤田真衣さん（北海三年）の四人が十一月十二日に茨城で開かれる第六十二回文部科学大臣杯全国青年弁論大会に推薦された。

　また、髙羽素直さん（旭川東二年）、西田景さん（立命館慶祥一年）、池田汐李さん（旭川実業二年）、喜志拓海さん（札幌旭丘二年）の四人が三十年八月に長野で開かれる第四十二回全国高校総合文化祭弁論部門・第六十四回文部科学大臣旗全国高校弁論大会への推薦が決まった。

　大会成績はつぎのとおり。＝敬称略＝

▼課題の部

▽最優秀賞＝髙羽素直（旭川東二年）

▽優秀賞＝西田景（立命館慶祥一年）、笹谷梨菜（旭川藤女子二年）

▽優良賞＝桜井柚子（北海一年）、長谷川姫花（旭川龍谷三年）、瓜生有花（札幌旭丘一年）

▼自由の部

▽最優秀賞＝池田汐李（旭川実業二年）

▽優秀賞＝大塚千愛（札幌龍谷三年）、喜志拓海（札幌旭丘二年）

▽優良賞＝澤田真衣（北海三年）、西坂美音（旭川藤女子三年）、中山日那（札幌大谷一年）

(関係団体 2017-10-18付)