道・道教委 地域学校協働活動推進研修会 道東会場 講義、演習など よりよい活動推進へ研鑚(道・道教委 2017-10-27付)
145人が参加し、地域学校協働活動の一層の充実を目指した
【帯広発】道と道教委は十九日、十勝合同庁舎で二十九年度第二回道地域学校協働活動推進研修会(道東会場)を開いた。道東の各管内から地域学校協働推進員や教育活動推進員など百四十五人が参加。講義や演習、事例発表などを通して、よりよい地域学校協働活動の推進に向けて研鑚を積んだ。十勝教育局、十勝総合振興局保健環境部主管。
研修会は、専門的な演習や講義によって、地域学校協働活動を推進する人材の資質向上を図るとともに、他市町村との情報交流を通して、地域学校協働活動などの一層の充実を図ることが目的。全道四会場で開催し、道東会場には十勝管内をはじめ、オホーツク、釧路、根室管内から地域学校協働推進員や教育活動推進員など百四十五人が参加した。
開会に当たり、十勝総合振興局社会福祉課の徳田泰則子ども子育て支援室長があいさつ。学校・家庭・地域連携にかかわり道が進める取組を紹介した上で「皆さんには、今後とも学校と地域をつなぐ活動について理解・協力をいただくとともに、未来を担う子どもたちがたくましく生きていく力を身に付けられるよう取組の充実を図ってほしい」と求めた。
引き続き、道教委学校教育局義務教育課の石田貴宏主査が地域学校協働活動等について説明した。国の動向や北海道における各事業の状況を報告した上で、放課後子ども総合プランについて解説。一体型で進める放課後児童クラブと放課後子供教室の取組を紹介し、一体型で行うメリットとして「学校の余裕教室などを活用することによって、児童にとって安全・安心な居場所を確保するとともに、学校と連携した取組が推進できる」「放課後児童クラブの児童も含めたすべての児童を対象に充実した学習・体験を提供できる」の二点を示した。
その上で、一体型や連携型の事例として恵庭市と厚沢部町の取組を紹介し、地域全体で子どもたちを育む環境を醸成するため、地域人材の協力を得ながら、魅力的な学習・体験プログラムを進めるよう呼びかけた。
続いて、帯広第五学校支援地域本部から帯広市立緑丘小学校の新川和範教頭と帯広市の保前明美学校支援アドバイザーが「帯広市における教育支援活動の取組について」をテーマに事例発表。学校支援地域本部や放課後子供教室、児童クラブ、土曜日の教育活動など各地域で行われている教育支援活動の事例を報告した。
つぎに、十勝総合振興局社会福祉課子ども子育て支援室の七條公英係長と帯広市教委学校指導室の若菜順教育相談員が「子どもの貧困の状況および北海道の対策」と題して講義した。
このあと、石田主査を講師にコーディネーター研修を行ったほか、①子どもの体力向上につながる活動プログラム②創作活動プログラム③音楽・リズムを楽しむプログラム―の三つのうち希望するプログラムから一つ選択し演習を受講。地域教育支援活動の一層の充実を目指して交流を深めた。
(道・道教委 2017-10-27付)
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